菊屋さんちの猫ブログ

我が家の保護猫や飼い猫の日常を綴ります。

クルル一家ヒストリー。

いつかの機会に、と思っていた記事を投稿します。

 

2009年6月8日、保護。

杉並区の某お寺周辺で長年、他の野良猫に虐げられながらも何とか生き延びてる白猫ファミリーがいる、との情報でした。

いたのは、クルル・しろちゃん(夫)・けなげちゃん(子)(現はなちゃん)の3匹。

 

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左クルル、右しろちゃん(クルルより年下)。

(どちらも猫エイズ陽性)

見事に疥癬にやられてたふたり。

しろちゃんはお外時代、長期間に渡って水下痢をしてたそうで、慢性的な下痢は保護後も続きました。

獣医さんによる診察や指導も受けましたが完璧には治らず、「もうこれは諦めるしかない」と言われ。

そこから長期間かけて必死にしろちゃんに合うフードを探し続けました。

 

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辿り着いた結果の品。

諦めたら終わり、しろちゃんで学びました。

形のあるウンコは現実となったのだ(涙)

 

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下クルル、上しろちゃん。

クルル、皮膚がアレでした。

 

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左クルル、右けなげちゃん。

路上時代、「虐待を受けてるかも」と言われていた右の脇腹の脱毛。

クルル本猫が引っ張って出来たものでした。

彼女も食物アレルギーでした。

 

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「やっほー」

ちなみにけなげちゃんは、猫エイズ白血病ともに陰性で、若くて可愛く、無事先住猫さんがいるおうちに嫁ぎました。

 

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クルルは本当にしろちゃん大好きで、いっつもくっついてました。

夫婦の猫の絆、(よく分からないけど)あるんだ、と学びました。

(しろちゃんは元飼い猫で捨てられた過去があるそう。クルルは出処不明。年も違うし兄妹じゃなさそう。)

 

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右はしろちゃん。

菩薩のようなしろちゃんでした。

 

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左クルル、右しろちゃん。

しろちゃんはひどい口内炎に悩まされていました。

口の中は穴が開いている箇所もあり、ほんっとに酷い時はステロイドを打ちました。

知らない人が大好きで(^_^;)、病院が大嫌いで、食べることが大好きでした。

保護活動をしてお見合いに来てもらいついでに可愛がってもらう(しろちゃんのために猫カフェ開いてあげたい、とも思ったり)、悪い所があってもいいから病院に行かない、下痢にならないように&痛がらないように気をつけてたくさんあげる、てました。

 

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日光浴する左クルル、右しろちゃん。

 

2012年11月9日、しろちゃん逝去。

享年約17歳。

 

食べることができなくなって1日で逝きました。

良かった。と思いました。

 

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クルル。

 

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油断して他の子と同じフードにするとやっぱり脱毛。

 

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冬になり「寒さ」を無言で主張するクルル。

(後ろにトライアル中のひとが居ます笑)

 

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可愛いんですが、お笑い担当です。

(飼い主にオバQとも言われてます。)

 

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クルル、もうちょっとかなー。

といって数年経つんですが。

本当に、苦しまず逝ってもらいたいです。

 

色々学ばせてもらった白猫たちです。

特にはしろちゃんを記したく。

このファミリーを保護しなければ、その後何の葛藤もなく猫エイズの子を引き出して、里親に出すことができなかったかもしれません。

何か持病があっても、向き合うことやそれも含めて愛すこと。

動機がアレですが(^_^;)、猫カフェを開きたいと思ったのもしろちゃんでした。

(現在猫カフェ開業のため奔走中。)